フッ素フィルムとプラズマ処理
- フッ素フィルムは構造自体がとても強固でいかなる影響も受けない材質のひとつですが、MSRプラズマは表面から改質して官能基を作り、濡れ性能やラミネート性能を向上させます。原子、分子、化学結合により結びつき様々なフィルムが成り立ちます。それらフィルムは単体でも生活を便利にした欠かすことの出来ない素材ですが、単体では得れない性能を要する場合、複合体が解決します。フィルム通しは勿論、フィルムと金属など限度の無い組み合わせで可能性は無限大に広がります。
その可能性は完全品質という壁にぶつかりますが幾度もブレークスルーしてきたのが分子密着改質です。ネイチャーの根本を処理するわけですから、密着力が他とは違います。
表面を分子レベルで密着官能改質するプラズマ処理
PTFE(フッ素フィルム)をプラズマ処理する
親水化・濡れ性改善、熱ラミネート高密着
まずはPTFE(フッ素フィルム)はどういう素材かと調べますとWIKIにはこうあります。
ポリテトラフルオロエチレン (polytetrafluoroethylene, PTFE) はテトラフルオロエチレンの重合体で、フッ素原子と炭素原子のみからなるフッ素樹脂(フッ化炭素樹脂)である。テフロン ® (Teflon®) の商品名で知られる。化学的に安定で耐熱性、耐薬品性に優れる。

MSRではPTFEをプラズマ処理で親水化、密着改善を得意としています。
プラズマ処理してみましょう
「親水化とは、材料の表面に水がなじみやすくなる現象です。普通の材料の表面に水を垂らすと、表面張力により水滴になりますがこの水滴をあらゆる工法で馴染ませる処理を親水化」とあります。MSRではプラズマ処理を使ったPPポリプロピレン親水化を得意としています。
どうやって計るのかといいますと 一般的に濡れ性能を計る濡れ試薬というのが販売されていますが、
濡れ試薬では測りきれない数値になるので純水の接触角で確認します。

図のとおり、通常 材料の表面の 接触角 度はこのとおりです。
接触角 が大きいと言う事は 材料になじみ難い つまりは相手側の材料とも馴染まないということになり 接着に大きく作用します。これらを親水化と呼びます。


プラズマ処理をすると図のとおり、変化し始めます。
接触角が低い→親水化。

1回で変化するものは比較的イージーで数回処理したりパワーを上げたり、混合活性ガスを投入したりとその材料に合った処理方法を探究します。
A4サイズならいつでも無料!でサンプル致しますのでお気軽にお申し付けください。

◎mmaru ◎◎
◎金属箔 から 樹脂フィルムを
大気圧・窒素ガス・アルゴンガス・ヘリウムガス・混合ガス・低真空まで
材種を問わず業務委託・受託でのプラズマ処理はお任せください。
’’接触角を自在に調整します’’
最薄6μ
最大幅2600㎜
ロールtoロール
地球にやさしい技術:プラズマ処理
素材には、そのものにしかない特徴があります。そして異種素材の結合、融合によりこれまで生きる上で便利で必要な新素材を積層技術によりまかなわれてきました。ここにきて、地球存続の危機を訴え始められたことにより地球に悪いと言われる悪玉物質の使用制限が始まっています。でも悪玉と言われる物質が素材通しの融合の助けを多くしてきました。悪玉物質が使用出来ない今、結びあうことが出来ないといわれている素晴らしい機能を持つ材料がMSRには持ち込まれてきます。MSRプラズマは地球の、未来の やさしい技術として今日も活躍しています。

フッ素粉体の改質(親水化)に成功
環境に重点:地球にやさしいMSRのプラズマ処理
環境にいい1
・接着剤からRoHS指令にある有害物質を外しつつも高い密着力を得れる
環境にいい2
・複合材からモノマテリアル化が可能に
環境にいい3
・有機溶剤を使用する必要がなくなった
環境にいい4
・密着改善で材料構成見直しが可能に
広幅2600mm シートからロール そして粉体粉末まで、
クリーンルーム環境
200種を超える条件でベストを見出します
MSRプラズマは
ケミカルとメカニカルの両方から表面を改質
実績(いろいろやってきました)
PE(ポリエチレン)
PP(ポリプロピレン)
PI(ポリイミド)
PC(ポリカーボネート)
PMMA(アクリル)
COP(シクロオレフィンポリマー)
COC(シクロオレフィンコポリマー)
FE(フッ素)
AL(アルミ箔)
CU(銅箔)
NI(ニッケル箔)
グラファイト
亜鉛箔
モリブレン箔
繊維
膜