PET(ポリエステル)をプラズマ処理する
親水化・濡れ性改善
PETフィルム(ポリエチレンテレフタレートフィルム)は、最も汎用的なプラスチックフィルムの一つで、耐熱性や機械的強度に優れた透明な素材です。PETは、ポリエチレンテレフタレートというポリエステル樹脂から作られており、様々な産業で広く利用されています。主な特徴は以下の通りです。
- 高い耐熱性: PETフィルムは高温にも強く、約150°C程度まで耐えることができます。
- 透明性: 透明で光学的に優れているため、包装材やディスプレイに使用されます。
- 強度: 引っ張り強度や耐衝撃性が高く、薄くても丈夫な素材です。
- 化学的安定性: 酸やアルカリ、油脂に対して耐性があり、食品包装材などにも用いられます。
- 電気絶縁性: 電気的な特性も良好で、電子部品や絶縁材としても使用されています。
これらの特徴から、PETフィルムは最も汎用的なフィルム素材として、食品包装、ディスプレイ保護フィルム、電気絶縁材料、印刷、ラミネートなど、多岐にわたる用途で利用されています。
PETフィルムにプラズマ処理を施すことで、以下のような新たな特性や機能を付加することが可能になります。
-
表面エネルギーの向上: プラズマ処理を行うことで、PETフィルムの表面エネルギーが増加し、接着性や塗布性が向上します。これにより、インクや塗料、接着剤の密着性が高まり、印刷やラミネート加工が容易になります。
-
親水性の付与: プラズマ処理により、PETフィルムの表面に親水性を付加することができます。これにより、フィルム表面に水滴が拡散しやすくなり、湿気や液体のコントロールが必要な用途に適応します。
-
表面の改質: プラズマ処理は、PETフィルム表面の化学的構造を変更することができ、表面を酸化させたり、特定の官能基を付与したりすることで、特定の材料との相互作用を改善します。例えば、特定のコーティングや層の付着性を高めるために使用されます。
-
防汚性・撥水性の向上: 特定のプラズマ処理により、PETフィルムの表面に撥水性や防汚性を持たせることも可能です。これにより、汚れや水分が付きにくくなり、清掃やメンテナンスの容易さが向上します。
-
抗菌性の付加: プラズマ処理を通じて、抗菌性のある成分をPETフィルム表面に付与することもでき、医療用パッケージや食品包装において衛生的な効果を得られます。
このように、プラズマ処理を行うことで、PETフィルムの表面特性を向上させ、より多機能なフィルムとしてさまざまな用途に対応できるようになります。
PETフィルムはその優れた性能から多岐にわたる分野で利用されており、汎用性から特にコストや引張強度、耐衝撃性が求められる場面での選択肢として重要な素材ですが
「プラズマ処理」を掛け合わせると、フィルムの表面特性をさらに向上させることが可能です。プラズマ処理は、表面をクリーンにしたり、化学的に活性化させたりする技術で、PETフィルムの特性を改善(特に密着改善)に多く使われます。
プラズマ処理してみましょう
どうやって計るのかといいますと 一般的に濡れ性能を計る濡れ試薬というのが販売されていますが、 濡れ試薬では測りきれない数値になるので純水の接触角で確認します。
接触角 が大きいと言う事は 材料になじみ難い つまりは相手側の材料とも馴染まないということになり 接着に大きく作用します。これらを親水化と呼びます。 ◎◎◎◎◎◎
プラズマ処理をすると図のとおり、変化し始めます。
接触角が低い→親水化。
1回で変化するものは比較的イージーで数回処理したりパワーを上げたり、混合活性ガスを投入したりとその材料に合った処理方法を探究します。
◎mmaru ◎◎
混合ガスを活用したプラズマ処理で材種を問わず、表面処理、密着改善の受託はお任せください。
密着・洗浄・分散を
プラズマ表面改質で改善
プラズマ処理ができること
[表面改質の実績]
地球にやさしい技術:プラズマ処理
素材には、そのものにしかない特徴があります。そして異種素材の結合、融合によりこれまで生きる上で便利で必要な新素材を積層技術によりまかなわれてきました。ここにきて、地球存続の危機を訴え始められたことにより地球に悪いと言われる悪玉物質の使用制限が始まっています。でも悪玉と言われる物質が素材通しの融合の助けを多くしてきました。悪玉物質が使用出来ない今、結びあうことが出来ないといわれている素晴らしい機能を持つ材料がMSRには持ち込まれてきます。MSRプラズマは地球の、未来の やさしい技術として今日も活躍しています。
MSRプラズマの特徴
環境に重点:地球にやさしい=プラズマ処理
環境にいい1
・接着剤からRoHS指令にある有害物質を外しつつも高い密着力を得れる
環境にいい2
・複合材からモノマテリアル化が可能に
環境にいい3
・有機溶剤を使用する必要がなくなった
環境にいい4
・密着改善で材料構成見直しが可能に
MSRプラズマ表面処理とは
ケミカルとメカニカルの両方から表面を改質
■フッ素フィルムの実績
PTFE 4フッ化エチレン樹脂
ETFE 旭硝子が開発した丁度良い熱可塑性フッ素樹脂
各種 フッ素フィルム
PTFE=ポリテトラフルオロエチレン(4フッ化)
ETFE=テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体
PFA=テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体
FEP=テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(4.6フッ化)
PVDF=ポリビニリデンフルオライド(2フッ化)
材質によりどうしても接着しにくい、または接着材と合わないなど貼り合せの要求は新機能材料が登場する毎に多くの技術者を悩ませます。それゆえ有害な接着材を作らざるをえない場合も多くありましたがこのプラズマが問題を解決して開発を加速させます。
・難接着材料の密着向上
・インクの密着向上
・表面洗浄
金属箔、フィルムを大気圧・窒素ガス・アルゴンガス・ヘリウムガス・混合ガス・低真空まで材種や方法を問わず受託加工処理が可能です。
A4サイズならいつでも無料!でサンプル致しますのでお気軽に問い合わせください。
でも、接触角より何より大事なのは材料や塗材の性質から相性を見極める実績力なんです。