TAC(トリアセテートフィルム)をプラズマ処理する
親水化・濡れ性改善
TAC(トリアセテートフィルム)は、トリアセチルセルロース(Triacetate cellulose)として知られるポリマーから作られるフィルムの一種です。
高い透明性を持っています。光をよく通し、鮮明な映像や印刷物に使用されることが一般的です。高温下で変形しにくく、熱に強い特性があります。非常に薄く、軽量です。優れた光学特性はレンズやフィルターなどの光学製品、フレキシブルな電子機器や光学機器、映画フィルムなど、薄型デバイスや軽量製品の製造に適しています。
弱点
TACは湿気に敏感で、高湿度の環境下で吸湿しやすいです。湿度の変化によりフィルムの性能が変わる可能性があります。 一部の溶剤に対して溶解する可能性があるため、特定の溶剤に触れるとフィルムが損傷する可能性があります。
密着性改善
TACの表面に他の材料を密着させる際には、適切な接着剤とプロセスが必要です。接着性を改善するための方法は以下の通りで
表面処理: TACの表面を適切にプラズマ処理して、表面を分子力で接着剤や素材表面の密着性を向上させることができます。
機械的な処理: TACの表面にスキン処理して微細な溝や凹凸をつけることで、接着面積を増やし、密着性を向上させることができます。
プラズマ処理してみましょう
「親水化とは、材料の表面に水がなじみやすくなる現象です。普通の材料の表面に水を垂らすと、表面張力により水滴になりますがこの水滴をあらゆる工法で馴染ませる処理を親水化」とあります。MSRではプラズマ処理を使った親水化、密着改善を得意としています。
どうやって計るのかといいますと 一般的に濡れ性能を計る濡れ試薬というのが販売されていますが、 濡れ試薬では測りきれない数値になるので純水の接触角で確認します。
絵のとおり、通常 材料の表面の
接触角
度はこのとおりです。
接触角 が大きいと言う事は 材料になじみ難い つまりは相手側の材料とも馴染まないということになり 接着に大きく作用します。これらを親水化と呼びます。 ◎◎◎◎◎◎
どうやって計るのかといいますと 一般的に濡れ性能を計る濡れ試薬というのが販売されていますが、 濡れ試薬では測りきれない数値になるので純水の接触角で確認します。
接触角 が大きいと言う事は 材料になじみ難い つまりは相手側の材料とも馴染まないということになり 接着に大きく作用します。これらを親水化と呼びます。 ◎◎◎◎◎◎
プラズマ処理をすると図のとおり、変化し始めます。
接触角が低い→親水化。
1回で変化するものは比較的イージーで数回処理したりパワーを上げたり、混合活性ガスを投入したりとその材料に合った処理方法を探究します。
A4サイズならいつでも無料!でサンプル致しますのでお気軽にお申し付けください。
◎mmaru ◎◎
混合ガスを活用したプラズマ処理で材種を問わず、表面処理、密着改善の受託はお任せください。
’’接触角を自在に調整可能です’’ つまり塗りやすくしたり、貼りやすくすることが可能です。密着力をコントロール。
密着・洗浄・分散の改善をプラズマ処理で!
[表面改質の実績]
銅箔
ポリイミド
ポリエステル
ポリプロピレン
ゴム
シリカ
アルミナ
シリコン
セラミック
ガラス
PVC
最薄6μ
最大幅2600㎜
ロールtoロール
広幅の最大幅は2600mmまで。厚手シートから薄手フィルム。
粉体粉末まで処理しています。
クリーンルーム環境で
200種以上の条件からベストを見出します
MSRプラズマの特徴
環境に重点:地球にやさしい=プラズマ処理
環境にいい1
・接着剤からRoHS指令にある有害物質を外しつつも高い密着力を得れる
環境にいい2
・複合材からモノマテリアル化が可能に
環境にいい3
・有機溶剤を使用する必要がなくなった
環境にいい4
・密着改善で材料構成見直しが可能に
MSRプラズマ処理とは
ケミカルとメカニカルの両方から表面を改質
広幅の最大幅は2600mmまで。厚手シートから薄手フィルム。
粉体粉末まで処理しています。
クリーンルーム環境で
200種以上の条件からベストを見出します
でも、接触角より何より大事なのは材料や塗材の性質から相性を見極める実績力なんです。